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大学時代の仲間・ちひろが書いた小説のことが仕事中も頭から離れない近藤。そんな近藤との距離を縮めようと、本の話題を切り出すあきら。高揚するあきらの心とは裏腹に沈んでいく気持ちを抱え、近藤はあきらを拒絶するような言葉を発してしまう。そして、ショックを受け消沈の日々を過ごすあきらは風邪で寝込んでいる近藤を想い、台風の最中あることを決意する――